2009/8/5
吉村美映の朗読ミニライブ

遊気Q企画展「ケータイより携帯」の期間中の特別イベントとして
朗読ミニライブを行いました。

目を閉じて聞き入ると、吉村美映さんの柔らかい語り口を介して、 聞くもの一人一人と作者がおりなす不思議な世界が胸の奥深くに広がりました。
一つ目は向田邦子のエッセイ「字のないはがき」で、広島の原爆記念日の前夜にふさわしいものでした。一人東京から田舎に疎開した幼い弟と向田邦子の父との「マル」と「ペケ」だけの文通。戦争がもたらす可笑しくも悲しい親子のつながりのお話....

二つ目は安房直子の幻想的でどこか懐かしい「野バラの帽子」。家庭教師を頼まれた青年を導くようにして森の中へと誘う少女の正体は、実は???? ついつい聞くものまでが物語の森にひきこまれてしまいました。